易経六十四卦の順序:乾坤から既済未済へ

上経三十卦

上経は乾坤で始まり、坎離で終わり、天地万物の生成の理を説く:

  1. ☰☰ — 剛健中正
  2. ☷☷ — 柔順利貞
  3. ☵☳ — 万物初生
  4. ☶☵ — 啓蒙教育
  5. ☵☰ — 時機を待つ
  6. ☰☵ — 争訟の調停
  7. ☷☵ — 統兵の道
  8. ☵☷ — 親和団結
  9. 小畜 ☴☰ — 小なる蓄え
  10. ☰☱ — 慎重な行動

上経は宇宙自然の運行法則を強調し、天地創生から万物化育に至る過程を示す。

下経三十四卦

下経は咸恒で始まり、既済未済で終わり、人倫社会の道理を説く:

  1. ☱☶ — 感応相通
  2. ☳☴ — 恒久不変
  3. ☰☶ — 時機に応じた退避
  4. 大壮 ☳☰ — 剛強盛大

下経は人類社会の倫理関係に焦点を当て、夫婦の道から治国の理までを扱う。

序卦伝の英知

『序卦伝』は六十四卦の配列論理を解説する:二卦一組で「相綜」(反転関係)または「相錯」(陰陽反転)の関係を持ち、事物発展の内在的法則を反映。乾坤の天地開闢から、既済未済の終而复始まで、完結した宇宙循環を構成する。

朱熹卦序歌

乾坤屯蒙需訟師、比小畜兮履泰否、 同人大有謙豫随、蠱臨観兮噬嗑賁、 剥復无妄大畜頤、大過坎離三十備。 咸恒遯兮及大壮、晋与明夷家人睽、 蹇解損益夬姤萃、升困井革鼎震継、 艮漸帰妹豊旅巽、兌渙節兮中孚至、 小過既済兼未済、是為下経三十四。