六爻占断実戦:用神と世爻の関係

用神とは

用神は六爻占断において最も重要な概念で、占う事柄を代表する爻です。異なる事柄には異なる用神を取ります:

| 占う事柄 | 用神 | |----------|------| | 財運 | 妻財爻 | | 事業/試験 | 官鬼爻 | | 健康/安全 | 子孫爻 | | 目上/文書 | 父母爻 | | 兄弟/友人 | 兄弟爻 |

世爻と応爻

  • 世爻:占う本人を表す
  • 応爻:相手や占う事柄を表す

世爻の位置は卦の宮位と爻の変化によって決まります。

占断ステップ

第一段階:用神の旺衰を見る

用神が旺相(月建や日建の生扶を得ている)なら事は成就し、用神が衰弱(月建や日建から克泄される)なら事は成就しにくい。

第二段階:生克関係を見る

  • 用神が世爻を生む:事が自分に有利
  • 用神が世爻を剋す:事が自分に不利
  • 世爻が用神を生む:自分が追求する
  • 世爻が用神を剋す:自分がコントロールできる

第三段階:変爻を見る

変爻は事柄の変化傾向を表す。用神が進神に化す(例:寅が卯に化す)とますます良くなり、用神が退神に化す(例:卯が寅に化す)とますます悪くなる。

第四段階:特殊な格局を見る

  • 回頭克:変爻が原爻を剋す、事に反復あり
  • 回頭生:変爻が原爻を生む、事に転機あり
  • 伏吟:爻が変化しても地支が変わらない、事が停滞する
  • 反吟:爻が変化し地支が相衝する、事が動揺する

実戦案例

財運を占う

得卦:火雷噬嗑、二爻動

分析: - 用神:妻財爻(五行属性を確認) - 妻財爻が旺相で、財を求めることができる - 世爻が用神の生扶を得て、財運に有利 - 変爻が進神で、財運が持続上昇

結論:近頃良い財運があり、積極的に掴むことができる。

よくある誤り

  1. 一つの爻だけを見ず、総合的に分析する
  2. 月建と日建の影響を軽視しない
  3. 実際の問題から離れて卦理だけを語らない
  4. 変卦が本卦より重要である場合もある